VOL・103  エルミタージュ美術館   
2005/2

広島県立美術館 エカテリーナ2世

新年早々、広島県立美術館で「エルミタージュ美術館展」が開催されましたが、
マスコミ宣伝に踊らされ、さりげなく出かけてみますた。

ワシの場合・・・ 別にキンキラキンに興味はありまへん!

パンフによりますと・・・
ロマノフ王朝エカテリーナ2世によって、帝政ロシアは、黄金期を迎えたそうで、
宝飾品、調度品、絵画、建築、都市計画・・・ 絢爛豪華な財宝を見せつけられました。

300万点以上にのぼるエルミタージュ美術館の膨大な蒐集品のうち、127点の展示でしたが、
その権力の偉大さを誇る内容であり、ブチたくさんの見学者で溢れておりました。


エカテリーナ2世は女帝なのですが、聡明な努力家で、権力者としても興味深い・・・

ドイツの小さな公国の生まれで、裕福ではありませんでしたが、
その当時、ロシアの皇位継承は乱れており、幼い妃として招かれたらしい。
無能な夫、ピヨトール3世は反抗勢力に殺され、やがて女帝となるスーパーサクセスストリーでがんす!

政治能力も高く、旧体制を批判するヨーロッパの啓蒙思想のイメ〜ジを利用しながら・・・
実際はそれに反し、貴族への過保護と、農奴への搾取によって、帝政ロシアの黄金期を築いたのであります。


女の武器で、側近達をイケメン仕官で固め、生涯21人の愛人に加え、オツマミも好きだったとか・・・
リポビタンもない時代にしては、忙し過ぎるようでもあり・・・
羨ましい限りでがんす!

思うに・・・
性教育も、DNA鑑定もない時代、歴代の家系図もアヤシイものなのですね。


一方では・・・
最後の皇帝ニコライ2世は、争いが嫌いで、家庭的で、淡白で、浮気しないタイプだったのですが・・・
最期は、愛妻と娘4人もろとも、銃殺されたとか・・・

う〜ん!

英雄イロを好むと申しますが・・・
袋トジで満足している風炎オヤジの場合、いかなる最期が待っているのでしょうか?


帝政崩壊のち、やがて、社会主義国家が誕生するのですが・・・
レーニン、マルクス、スターリン、トルストイ、ドフトエススキー、ゴーゴリー・・・

正直、ワケワカラン!

やがて社会主義は崩壊し、ペレストロイカで再生を目指しておりますが・・・
一方の資本主義もアヤシイ訳で・・・
人類の未来を予見するには、ロシアの歴史は不可欠のようでもあり・・・
キッズの参考書で勉強したのですが・・・

やっぱり、ワケワカラン!

JAPANの世論調査では、ロシアは、アメリカと冷戦するほどの強大国家でありながら、遠い国・・・
北方四島問題もからみ、寒い、暗い、コスイ、崩壊、原発事故とイメ〜ジが悪い・・・

う〜ん!

管理され過ぎた競争原理のない社会は、幸福なようでも夢がないのかもしれまへん!


広島市は、ボルゴグラードと姉妹都市縁組で、ロシアとの関係は深い・・・

さらに、広島県でも「エルミタージュ美術館分館の建設構想」があり、
サンクトペテルブルグとの文化交流も盛んなのですが、折からの財政難で苦慮している。


ロシア側の見解がナカナカ興味深い・・・

新しい美術館建設の必要はなく、既存施設の再利用や交流が大切で、
戦火を乗り越えた帝政ロシアの美術品が、平和都市広島に展示される意味は深いとか・・・

早い話が、ハコモノにお金を掛けず、美術品をリースしてくれという事だす!

JAPAN以上の財政難に喘ぐ国の、
貴重な御意見でもあり、外貨の獲得作戦でもあり、ハコモノ行政への警鐘でもある。


今後の広島県の対応もナカナカ興味深い・・・

ボンビーなりの、幸福な生き方を研究中の風炎オヤジにすれば、なおさら興味は尽きまへん!


う〜ん!

覚醒! 商売人が資本主義なら、役人は社会主義なのだ!

資本主義と社会主義は対極のようですが・・・ さにあらず!
共存しているのが、JAPANの現状だす!

金儲けも、公共サービスも大切ですが、役所の既得権を守れば、規制緩和が進まない・・・
そこに、ひとつのジレンマがあるのかもしれまへん!


キャッチコピー たる募金

「待ってろ!ワシらの愛で、思いっきり泳がせたる!」

今、広島で展開されている新球場建設への「たる募金」のキャッチコピーですが、ワシのセンスに近い・・・
公共施設のあちらこちらに幟旗が揺れております。


広島カープの本拠地である市民球場の老朽化は激しく、
移転、建て替え、改修、ドーム、野外、資金・・・ 論議は長引くばかりで、先は見えない。

昨年のプロ野球リーグの再編騒ぎで、危機感が一気に燃え上がっておりますが、
熱し易く冷め易いのが、広島の県民性・・・
今後どうなります事やら・・・

思うに・・・
新球場の建設よりも、老害、金権プロ野球のシステム改革のほうが、重要ではないでしょうか???


JAPAN経済も長引く不景気で、回復傾向といえど、庶民の懐は寒い・・・
政府も地方分権を進めているのですが、改革の勢いは感じられまへん!

広島市も財政危機宣言が出されており、政令指定都市としての基盤は弱く、
都市高速も、新交通システムも、空港アクセスも、中途半端で頓挫している現状で、将来は厳しい・・・

ハコモノを作れば、建設業界と政治家が儲かり・・・
維持管理は、国民の税金で首が回らない・・・

作り過ぎのハコモノ行政も、過渡期であるのは確かで、他人事ではありまへん!


川・森・文化・交流センター やまびこホール

安芸太田町には、500人収容できる多目的ホールがあるのですが、稼動率は謎???

温井ダムの工事宿舎を改装したのですが、
合併しても9000人弱の町にしては過剰施設のようでもある。


これまでに数回、2Fの「せせらぎ美術館」で展示会をさせて頂いたのですが、
公共施設という事で、販売もされず、動員も少なく、何のための展示会かサッパリ解らん!

資本主義にさらされている風炎窯と致しましては、結構、厳しい・・・
工房での「風炎フェスタ」のほうが、よっぽど賑やかで儲かるのだ!

されど、野ざらしフェスタにも問題点がある・・・
駐車場の不足、トイレの不足、悪天候への無防備・・・
何よりも、風炎オヤジの顔がブチクソ怖いのですが、整形手術の銭も無し・・・


パンパカパ〜ン♪

この度、歴史の儚い「風炎フェスタ」を、「太田川クラフトフェスタ」と改名し、関係者の御協力のもと、
1Fの「やまぶこホール」で展示即売会の運びとなりまして、16の参加工房も決定!

ヘッドイメ〜ジが、清流太田川になり・・・
メイン会場が、川・森・文化・交流センターとなりましたので、相対的に怖い顔もウスラなのだ!

かなりのイメ〜ジアップだす!


されど、「やまびこホール」は講演やコンサートとしての利用が主で、
ある意味、クラフトフェスタの開催は、ブチ無謀でがんす!

何故なら・・・
交通アクセスが悪い&大田舎で多くの動員は無理&使用料が高い&不景気・・・

追い風は・・・
局長のハッタリ&使用料の値引&ETCスマートインターの開通・・・
されど、商売としての前例がなく・・・ 田舎の因習と、議会の抵抗勢力も怖いのであります。


資本主義の原則ですので、全国各地の公共ホールの使用料を、ネットで比較検討しますた。

都心だろうと、郊外だろうと、大田舎だろうと、公共施設の使用料は大差がない・・・
音楽ホールよりも、長時間利用されるギャラリーは安く・・・
時間制で、販売目的の場合、1.5〜3倍程にアップされます。


「やまびこホール」の場合、多目的な音楽ホールですが、ギャラリー利用としてはブチ割高・・・
さらに、備品や電気使用料は細かな規定がない・・・
広島都心のアステールプラザの市民ギャラリーの使用料は、同じスペースでも半額以下・・・

ワシには、「やまびこホール」の使用料の設定根拠が解らないのですが、
たぶん当初から、展示ギャラリーとしての利用が念頭に無かったのかもしれまへん!


川森文化交流センターの局長は、元気ハツラツ系なのですが・・・
「公共施設で商売できないのは時代遅れ・・・ 県立体育館もプロレスで儲けているのだ!」
「地域起こしの邪魔者がおれば、ワシがタックルしたる!」

リポビタンの飲み過ぎのようでもある・・・

お陰でワシは、流れるままに、風炎フェスタ以上の大バクチを打つ羽目になる・・・


まあ〜その〜
情報化時代の資本主義は、変わり身のスピードが大切でがんす!
中途半端な陶芸家の場合、お気楽なもので・・・ 採算が割れたら、スグ止める覚悟でおます!


お客様におかれましては、入場無料の「太田川クラフトフェスタ・やまびこホール」に、絶対、来てつか〜さい!
何故なら、最初で最後の可能性が大きい・・・

差し入れは、是非、リポビタンにしてつか〜さい!
その発情効果が、文化交流&地域起こし&地方分権の道標になるかもしれまへん!


同じキンキラキンでも、マツケンサンバは元気ハツラツ!
エカテリーナのダイヤモンドが一つあれば、リポビタンが何万本飲めるのか???

グビグビグビ・・・


PS

エルミタージュの財宝を見た日に、甥の結婚式に参列させて頂いたのですが・・・
最近の結婚式は、質素な傾向で、見栄を張らない心遣いがニクイ・・・
若者中心のカラオケBOXのようでもある。

風炎オヤジは、葬式兼用の黒セビロ&皮靴&散髪!
風炎カ〜サンは、入学式兼用のグレースーツでしたが、近所からコサージュとバックを拝借!

式が終わった途端、車で着替える。
Gパン&島ゾーリ&フリースの開放感はなんともいえまへん!

ボンビーには、ボンビーなりの幸福があるのだす!


チャペルでの、オルガンとバイオリンの演奏は素晴らしく・・・
ゴスペルでの「アメージンググレイス」がシミル・・・

黒人奴隷の悲哀歌なのですが、最近の結婚式の定番なのでしょうか???
結婚式に相応しい内容ではありまへんが・・・



敬虔なクリスチャンの彼らの場合・・・ もう、デキチャッテおりますので、リポビタンは必要ありまへん!

ア〜メン!





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