風炎キッズは、オヤジの母校、加計中に自転車通学しております。 生徒数も激減しまして、学年一クラスで30名程度、全校90名程で、 30年前のオヤジ時代の3分の1になってしまいました。 老朽化した校舎も建替えで、今秋には解体工事が始まっております。 近くの町民センターが仮校舎となりまして、 不便な環境ながら、高校受験に向けて、のんびりペースで勉学に励んでおります。 今年の盆に、風炎オヤジの中学時代のクラス会が急遽開かれまして、想い出の教室に、30名程が集まりました。 日頃、キッズの授業参観にも出席できておりませんでしたので、30年振りの教室でした。 こんなに狭かったのかと、再認識! 地元を離れた同級生達は、卒業以来の人もチラホラ・・・ 二段腹あり、三段腹あり、ガードルあり・・・ 髯あり、ゴマシオあり、ウスラあり、ヅラあり・・・ ヘルニアあり、肝炎あり、躁鬱あり・・・ 時の流れは儚いものでがんす! 圧化粧は、女をこうも変えてしまうのか・・・ 己のウスラと、ヘルニアも忘れて妙に感心・・・ 温井ダム近くの、レストランで2次会となりました。 子供、塾、受験・・・ 不景気、給料、ボーナス、転勤・・・ 結婚、離婚、再婚、水商売・・・ ヤクザ、借金、行方不明・・・ 話は尽きる事もなく・・・ されど、「誰か出世したか?」の問に、答えは無い。 あの頃、片想いで隠れ見ていた、美しいマドンナの隣席になったのですが・・・ 再会の会話は・・・ 子供の教育と、年収と、陶器の値段の話・・・ ウスラも気にせず、適当に会話しておる自分に、妙に大人を感じてしも〜た。 このマドンナ、陶芸に興味があるらしく、「次のクラス会は、風炎窯で陶芸教室じゃね!」と、のたまう。 ここだけの話・・・ 陶芸教室は、手も触れるし、背後から抱きついてロクロ指導する事もある・・・ 不埒な妄想は、時の流れを逆転させ、風炎オヤジは、あの頃の無口な少年になってしまいました。 のち、数名が我家に集まりましたが、話は一段と深くなり・・・ 夫婦の悩み、子供の悩み、嫁舅の悩み・・・ 教育問題、市町村合併・・・ 職場の悩み、老後の悩み・・・ それなりに皆様、幸せそうでも、それなりに大変なんだなあ〜と、実感させられまして、 中途半端な我が身を、反省したしだいでおます! 真夜中・・・ 彼らは、再会を約束して、それぞれの戦場に帰ってゆきました。 う〜ん! 金持ちでも、ボンビーでも、上下もなく、楽しく会話できるのが旧友でがんす! つかの間の少年に戻り・・・ 再びそれぞれの日常に戻り・・・ 心の片隅に小さな灯りが燈る。 久し振りのクラス会は、心のクリーニングのようでもあり、楽しい一時でした。 話しは変わって、 風炎オヤジは、加計中学から地元の加計高校へと、ろくに受験勉強もせずに進学しますた。 当時は、いわゆる不良ではありませんでしたが、結構マジメで一途な性格であり、猪突猛進・・・ 度が過ぎて、学校や大人社会の矛盾に、怒り狂うとでも申しましょうか・・・ 特に高校時代は、ハンドルに遊びが無い、正義のカワリモノでした。 いつも、教室の最前列中央に鎮座していた巨漢は、教師にすれば、いや〜な存在であった事は、間違いありまへん! 数学の授業中での事・・・ 最前列の巨漢が、手を上げて大声での質問! 「何んで、数学を勉強せにゃあいけんのんですか?」 数学教師いわく、「小学校の時、九九を憶えるのに疑問があったか?」 「買物に微分積分は、必要ありまへん!」 「受験の為だけの勉強ですか?」 「興味がない人が、無理矢理やる意味は何ですか?」 ナンダカンダで、授業が止まる事は、シバシバ・・・ 教育現場の矛盾を、教師にぶつけても、答えがないのは仕方ないのですが・・・ 黒板上での、計算ミスがあり、どうしても腑に落ちないので、職員室で陳情しましたら、教師のミスが発覚! 謝って欲しかったけど、ウヤムヤ・・・ 高校時代、一番の出来事。 日本史の教師は、どうも教えるのが苦手のようで、解り難い授業・・・ 生徒からの質問の答えも、チト解り難い・・・ 独りで喋って、独りで終わるという、ブチクソ退屈な授業・・・ いつも、最前列の巨漢は、爆睡かノートへのラクガキに夢中! 当時、母校は同和教育のモデル地区だったらしく、教職員組合は研究熱心でした。 ワシラの退屈な日本史の授業が、研究会の資料となり、郡内の中高の教師が大集合! その前日の事・・・ 教師いわく、「明日は研究会で沢山の先生方が授業参観に来られるので、皆に質問するので覚悟しろ!」 最前列の巨漢は、おお怒り! 「それはチトおかしい?」 「普段の授業をせんかったら参観の意味がない!」 「ワシはいつもどおり寝る!」 「もし、当てるのならば、ワシを当ててつか〜さい!」 「言いたい事は、山ほどある!」 その夜、中学時代の恩師宅に自転車を走らせました。 事の経緯を説明して、明日は寝ると宣言! もし注意されれば、一発カマス! もし、寝てるワシを注意しなかった場合、後の研究会で、先生が一発カマしてつか〜さいと懇願! 当日の授業・・・ 最前列の巨漢は、いつもより目立つように、大股を広げて眠り・・・ 両隣の女生徒達は、英語の宿題をしておった。 結局、日本史の教師は、生徒に当てる事も、生徒からの質問もなく、いつもの退屈な授業・・・ いつもと違うのは、教師の緊張の脂汗! その夜も、中学時代の恩師宅に自転車を走らせ、参観のちの同和研究会での内容を聞きました。 恩師いわく、「あの授業内容では、林が寝なくても、カマす!」 「あれじゃ解らん!」 根深い歴史と、人の業なのでしょうか、同和問題・・・ 江戸時代の「士農工商」だけで、簡単に片付けられるのものではない。 その頃、最前列の巨漢は、陶芸家になるとは、思いもよらず・・・ 結構、数学は好きで、教師への進路も選択のひとつでしたが、己の偏差値が、あまりに低く過ぎた。 とういより、卒業できたのが不思議? 何故、赤点で卒業出来るのか、職員室に聞きに行きましたが、「お前に居てもらうと困る!」と、一言。 屁理屈の偏差値は、結構高かったと、今でも思いますし・・・ 昨今の学校を見ておりますと、さらに深い矛盾を感じております。 子は親の鏡、学校は社会の鏡でがんす!
風炎キッズはソフトテニス部で、夏の大会も終わりましたら、次は陸上大会とか・・・ 生徒数が少ないので、掛け持ちで大忙し! それが終わったたら、運動会の応援団の練習・・・ 夜は、雑誌を細かくカットして、紙吹雪の準備で大忙し! 大変そうでしたので、手伝いましたら、三角にしないとヒラヒラと散らないとかで、コダワリがある。 毎年、秋分の日に、運動会が開催されるのですが、 いつもこの時期、小倉での展示会と重なりまして、残念ながらこれまで、参加した事はありません! 今回は、父兄と学校からビデオテープが借りれましたので、我家で楽しみました。 全学年で3クラスですので、立てに割っての紅白2チーム編成でした。 オヤジ時代に比べまして、圧倒的に淋しい・・・ 生徒数も、観客も少ない・・・ 応援合戦が、今でも伝統種目として残っており、一言で言えばバンカラ風でがんす! フレー♪ フレー♪ フレー♪ ガクラン、ハチマキ、ゲタ・・・ 大声の替歌、太鼓、組体操、バク転・・・ 花道、紙吹雪、大拍手! ナント、最後は、自ら大バケツの冷水を、頭からカブリまくり・・・ びしょ濡れ! 招待された敬老会の老人が審査員なのですが、 「大きな古時計」の替歌で、「おじいさん、おばあさん、ありがとう〜」と、絶唱すれば牧歌的で、シミル・・・ 田舎もいいもんだと、再認識しますた! 風炎キッズは白組副団長でしたが・・・ 大声だして、冷水まで浴びた、達成感と自信で、一皮むけた! 応援合戦は赤の勝利でしたが、最終的には白の勝利! 中学最後の青春の紙吹雪は、儚く散ってゆきました。 残るは受験のみ・・・ と、思っておりましたら・・・ 次の日曜日に、「打ち上げ」とかで、JR可部線に乗って、焼肉食い放題へ行った。 父兄拒否・・・ 男女8名で仲がいい・・・ 焼肉食うのは深い仲とか申しますが・・・ う〜ん! そろそろ、そろそろ、そろそろ、なのかもしれまへん! 30年前のオヤジ時代の加計中は、体育会系のバンカラの校風で、世界選手権、準優勝の柔道家も輩出しております。 加計高も、バンカラ風で怖い先輩もたくさんおられた。 暴力事件もチラホラ・・・ 運動会について、脂汗の想い出があります。 高一の時、何かの間違いでリレーの選手に選ばれてしも〜た! それもアンカー! 2位か3位でバトンを受けたのですが、必至で走っても、抜かされそう・・・ 最終コーナーで、3年生と競り合い、抜かされそう・・・ 無意識のうち、肘鉄をカマしてしも〜た! 相手は見事にコケタ! それが番長! 公衆の面前で大恥! 当然のように呼び出されました。 即座に土下座して、謝りました。 何故なら、悪いのは自分であるからで・・・ 怖いのではない・・・ 男子生徒は、在学中に1回は殴られるのが、普通でしたが・・・ あの危機を乗り越えて以来、殴られた事はない。 ひ弱な巨漢でしたが、自分の気づかない、何かがあるのかもしれまへん! 以前、小倉のヤクザに挨拶されたのも、そのせいか? う〜ん! ワシって怖いですか? PS 先日突然、あの日本史の教師からの電話! 今では、出世されて校長先生とか・・・ 「町会議員選挙で、○○さんの推薦人になったので、名前を貸してくれ。」 「選挙事務所から電話があっても、ウンウン言っとけばそれでいい。」 「別に投票せんでもええけえ。」 何故、その方を推薦するのかとの説明は何も無し・・・ あの頃の反骨精神が甦ってしも〜た。 「別にいいけど、電話で、何言うか解らん!」 この辺の偏屈が、中途半端な陶芸家の中途半端な由縁であると、再認識しております。 そういえば、話しの解る中学時代の恩師は、広島での展示会の度、お会いする事も多いのですが、 キッズの担任教師にも聞けない悩みを、日頃、聞いて頂き、感謝しております。 この恩師、残念ながら中途半端で退職されました。 教育改革は急務だす! さらに、文部大臣殿! 官僚改革も急務だす! フレー♪ フレー♪ フレー♪ |