MAPLE CULB

もみじ饅頭


広島県の花も木も、
もみじでがんす!

これから、秋の深まりとともに、宮島や、県北の三段峡や帝釈峡の紅葉は、冴えた美しさを呈します。

広島銘菓の「もみじ饅頭」は、漫才ブームのおり、B&Bの大活躍で、有名になりますた。
安くて、量があるのですが・・・ さほど上品ではない・・・ 原爆を乗り越えた、広島県民の逞しさのようでもある・・・


毎年、秋分の日を挟んだ5日間、小倉の総合展示場にて、西日本陶磁器フェスタが開催されます。

メッセ施設での、陶磁器の展示即売会は、各地で開催されてはおりますが、
25回を数える歴史は、日本で最も古い・・・

九州を中心として、全国から約250の窯元が集まる催事は、
圧巻で御座います!


風炎窯も15回目の出展ですので、馴染みの御客様もたくさんおられます。

作品の値引きは出来ませんので・・・ 気は心と申しましょうか・・・
御土産に「もみじ饅頭」を持参しておりますが、数に限りがありますので貰えた人は、ラッキーでがんす!


デフレですので、作品価格は下降ぎみ・・・ シンプルで白い、粉引き作品が好まれる傾向・・・
綺麗に整った作品よりも、イビツに歪んで、素朴な作品が好まれます。


時代の流れ、時代のニーズ、時代の不景気・・・ 展示のたびに、考えさせられる事は多い。


風炎窯の場合も、バブルな時代は、ワゴン車のサスペンションが壊れそうなくらい、作品を
満載して、
少しでも多くの作品が展示できるように、展示台に並べまくり、在庫補充しまくり、売りまくった時代もありました。


時代は変ってしまいましたが・・・

陶芸家というもの、小回りの利く、器用な作家は稀で・・・ 作品の変わり映えも少なく・・・
皆さん時代に流されながらも、それなりに生息しており・・・ 楽しくもあり、廃業は少ない・・・

解っちゃいるけど、止められないのが、土遊びでがんす!



昨年の、岐阜での展示会の大反省から・・・ 風炎ブースは、展示台・スポット照明・レイアウトの大幅な変更を、遂行しております。

組み立て式の展示台、コンパネ、スポットライト、コード、布・・・ ワゴン車の荷室の半分がそれらに奪われ・・・
よって、作品数も厳選して、量を減らしておりまする!

ある種の
リストラと、言えなくもない・・・


こちらでの催事は、ブース買取の前金制ですので、経費削減の意味もありまして、2ブースを、3人で割るという作戦がヒラメキますた!
主催者側も問題なしという事で、許可されました。

利害の一致しました、
広島県人のオヤジ陶芸家3人が、ここに「MAPLE CULB」を、結成!

大した、理念も芸術論もありませんが、3人共、どこか抜けておりますので、
たぶん、大喧嘩も、モメゴトもなく・・・ 付かず離れずの
寄り合い所帯でおます!


命名の由来は、皆様の御想像どうりに、大した意味もなく・・・
「もみじ」が広島らしい・・・ 「もみじ組」との案もあったのですが・・・ 何処かの幼稚園に、ありそうだし・・・

ネットで検索しましたら、
maple(英米):メープル、Ahorn(独):アホーン、erable(仏):エラブル、aceri(伊):アチェリ、槭(中国)、暴馬(朝鮮)

アホとか、エラブルとか、ヘンテコでおます!

まあ〜 英語にしとけば、それなりにカッコがつくのではとの、ブチクソ深〜い思考によるものでおます!


御客様の反応も上々・・・
「明るくて見やすい展示ですね!」 「作風が変わりましたね!」 「高級そうですね!」

陶芸家達の反応も上々・・・
「来年からワシラもやるいぞい!」 「
合理的じゃね!」 「コーナーまで、一杯に使っているので広く見えるのう!」

シメシメ・・・


ここで今回、「MAPLE CULB」を構成する、オヤジ陶芸家の紹介!

 「当喜窯」 植田恭行   広島県三原市田ノ浦    47才

 信楽・沖縄・スペイン・岡山にて修行。
 最近、穴窯を作って、乗りまくりの陶芸家!
 「無限窯」 三上貴文   広島市安佐北区三入    46才

 毘沙門芸術村にて修行。
 独特の絵付けによる器は、異様。 ロックンローラーな陶芸家!
 「風炎窯」 林 俊一   広島県山県郡加計町    44才

 倉敷・沖縄にて修行。
 地味ながら、ヘンテコ作品。 巨漢でブコツ、HPは趣味の域を越える!


展示風景


毎回、陶磁器フェスタは
約6万人の入場がありますが、当然、全てが風炎窯の御客様ではありまへん!
巨大な
グループ展と、いえなくも無い・・・


一番カッコイイのは・・・ 個展を開いて、入場客が並んで、
入場料を取って、作品は完売!
世の中には、そんな陶芸作家もいらっしゃるのでしょうが・・・

風炎オヤジにしてみれば、夢のまた夢・・・ 現実離れしており・・・ 宝クジのほうが、よほど確立が高い!


JAPAN陶芸界の大先生方におかれましては、
行商、営業、接客、梱包発送・・・ 美術団体との御付合い・・・ さらには、陶芸教室、イベント・・・

粘土に触るよりも、
雑務に追われているのは、容易に想像出来ます。


JAPAN歌謡界におかれましても、諸事情があるらしく・・・
夫婦でコンサート、ふたりのビックショー、ディナーショウ、バラエティーやドラマ出演、サイン会、地方営業・・・
いろいろやらんと生きてゆけん!

時代を走った
モーニング娘たちのカワイイ顔は、皆同じに見えるし、名前も知らんし、何人いるのかも不明・・・
入学したり、クラス変えしたり、卒業したり・・・ 大忙しだす!



個性の時代と言われるようになって、久しいですが・・・
これからは、それらを統括する、企画とアイディアが、時代を牽引してゆくのかもしれませんね。

先端企業の製品開発においても、
護送船団では沈没しますので、企画優先でスペシャリストを束ねるという手法が、とられているらしい。


何処の世界も同じでしょうが、時代の流れは大忙しだす!

これからは、職業としての陶芸は、残念ながら衰退・・・ 人生を楽しむための、趣味の陶芸が育まれる予感・・・

う〜ん!

プロだからこそ、背負う荷物や、見栄があるのも事実ですが・・・ プロだからこそ、生きにくい時代なのかもしれまへん!


毎年、秋分の日を挟んだ5日間・・・
小倉駅や魚町商店街の、大衆居酒屋周辺は、全国各地の妖しい
イブニング親父陶芸家達が、タクマシク徘徊中!

ゾワゾワゾワ・・・ まるで、ゴキブリのように・・・


PS

ワールドカップに向けて、
ジーコJAPANは、もうひとつ精彩がありまへんが・・・
J2に降格中の
サンフレッチェ広島は、好調でJ1への昇格を目指して奮闘中でがんす!

中国地方の戦国武将、
毛利元就は、その時代には珍しく、あまり浮気はしていないらしい。
隆元・元晴・隆景の、3人の息子がいたのですが・・・

一本の矢は折れても、3本束ねると折れない・・・ 兄弟仲良くするように・・・ 息子達へ遺言を残されました。


「SANFRECCE」は造語です。
SANは、「3本」  FRECCEは、イタリア語で「矢」
  「
三本の矢」との意味がある。

「MAPLE CULB」も、かくありきと願っておりますが・・・ もみじは、葉っぱが7枚・・・ 7人集まればさらに強力!

う〜ん!

もみじ饅頭のような、ブチ甘い考え・・・ メイプルシロップはさらに甘い!

さて、来年はどうなる事か・・・




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