もずく

浜比嘉島の浜

トロピカルな風が吹く、南の島、沖縄!
透き通る青空と、サンゴ礁に囲まれた、
エメラルドグリーンの海は、美しい!

早くもゴールデンウィークには、あちこちのビーチが
海開き
サンゴの白い砂浜では、ビキニのギャルの奇声が、コダマシテいるのでしょうか?
梅雨が早く開ける沖縄では、もう夏、真っ盛りとなっている事でしょうね!


今年もこの時期、海の幸「沖縄もずく」が、風炎工房に届きました。

風炎カ〜サンは、沖縄県沖縄市で取れた、
純県産品ですが・・・ 今のところ、広島で生活して下さっております。
五人兄弟の、真中でがんす!


沖縄でレストランを営んでおります、長男の嫁サンは、東海岸の離島、
浜比嘉島の出身です。
数年前に大橋が開通しまして、念願の陸続きになりました。

実家が、「もずく」の採取をされておりますので、毎年、ドッカと
一斗缶で、送られてきます。
豊作の年は、ドッカ、ドッカ、ドッカと、3缶届いたりもします。

山陰でも「もずく」は、ありますが、
沖縄のは、太くて、ドロッと粘りがあって・・・ 一言でいえば、タクマシイ!


O−157騒ぎの時、殺菌効果絶大との、テレビ報道にて、大ブレイクしました。
沖縄の陽射を浴びた、海草ですので、健康にいいのは当然だす!

家族で死ぬほど食って、近所に分けて、工房の御客様にも差し上げております。
皆様、大喜びで御座います。


沖縄の海といえば・・・

沖縄で陶芸修行させて頂きました、壷屋焼・陶眞窯での事・・・
慰安旅行で、慶良間の
阿嘉島の民宿で2泊しました。

ダイビングポイントとして有名ですが、チト、予算の都合でフィッシングを、楽しみました。
民宿の主が、ボートを出してくださり、岩場の秘密のポイントへと・・・

切り立った岩場でしたので、
素潜りに挑戦いたしましたところ、おおたまげ!


魚ぎょギョ! キレイ!  透明! 魚がウジャウジャ! 海底まで見える! それはまるで、
空中遊泳でした。

そのうえ、
魚ぎょギョ達は、人なつこく集まり・・・ 足のスネ毛を、突付くのでした。

民宿の主は、素潜りの名手らしく、1回潜ると、しばらく潜伏・・・
海底の岩場に隠れて、モリを突く! それがワシらの晩飯で、好い商売だと、感心しました。

赤土の泥にまみれた沖縄修行時代の、数少ない海の想い出です。


島の集落の一角に、ウッソウとしたガジュマルに囲まれた、
沖縄らしい、傾いた赤瓦屋の、廃墟がありました。

草ボウボウの敷地内に・・・ ナント、水甕や、油甕や、酒甕が、アチコチ散乱しており・・・
それは、古い壷屋焼で、荒焼といわれる無釉薬で、焼き締めの生活雑器でした。

薪窯で焼かれたものですので、沖縄独特の赤色や、焦げ、窯変があり、実に味わい深い陶器でした。


チト、盗んで帰ろうかと画策しましたが・・・ それを見た、民宿の主いわく、

「デージ!アキサミオ〜 ナ〜ナ〜ナ!」
「昔から、そこの陶器を持ちかえった人や、骨董屋は、病気になったり、死んだり・・・ デージ!」

散在していた陶器は、そうした方々が、
タタリを恐れて返しに来て、放置したものらしく、
主の真剣な顔は、今でも脳裏に焼き付いておりまする!


神の棲む島、沖縄で、
不届き者のナイチャ〜でした。 もし、持ちかえっておりますと、今頃・・・

 う〜ん!

こうして今年も健康で、「沖縄もずく」を美味しく頂ける事に、ただ合掌!


クサバー(ベラ科) 酢箱


昨年、帰省のおり、次男家族に案内されて、浜比嘉島の浜で、海水浴を楽しみました。
沖縄の紫外線は強く、昼間は岩場に隠れ、
夕方から海に入るのが、地元のセオリーらしい。

久し振りにフィッシングを楽しみましたが、成果は画像のみ・・・

沖縄の海は今もキレイでしたが・・・ 海底は・・・
サンゴの死骸が散乱しており、環境破壊がジワジワと進行中!

タクマシイ
沖縄もずく・・・ 今のところ、タクマシイですが・・・ いつまでも、タクマシク育って欲しい!


浜の所々に、ポストのような白い箱があり、
酢箱と書いてある・・・ 何じゃこりゃ?

沖縄では、
ハブクラゲという、猛毒のクラゲが生息しており、
これに刺されますと、全身が腫れ上がり、幼児の場合、死亡する事も、あるらしい。

緊急処置で、酢で消毒! 酢も体にいいのね!


少し泳いだだけで、ヒリヒリ・・・ 風炎カ〜サンは、年末まで
水着の跡が・・・

という訳で・・・ 健康のカタマリ・・・ 風炎カ〜サンの、もずく酢のレシピ紹介!



☆ 沖縄もずく ☆




取れたその場で 「塩漬け」 してあります。 冷蔵庫で数ヶ月、保存できます。

海の砂、ゴミ、貝殻等・・・ 多少、混入致しておりますので、
調理前に、塩抜きを兼ねて、丁寧に数分、水洗いして下さい。
多少、塩味が残るくらいでも、かまいません!

よく水を切り(約30分)のち、酢のもの、スープ・味噌汁の具として、御召し上がり下さい。

☆ 沖縄風、酢のもの ☆
かつおだし-3 醤油-2 みつかん酢-1 砂糖-1 しょうが少々
(冷蔵庫で一週間程保存できます。一晩寝かせると美味しいです。)

食べる直前に、きゅうり・レモンの小切を添えるとGOOD!



PS

浜からの帰り・・・ 勝連町、平安名に、立ち寄りました。

もう、10年以上逢っておりません、先輩の陶芸家の工房を、迷いながら、初めて、訪ねました。

お互い、老けてしまいましたが・・・ 目と目で通じ合うものがありました。


廃材にトタン葺きの工房は、沖縄ではよくある事ですが・・・

おおたまげ!

草ボウボウ! まるで、
古墳か、カマクラか・・・ 丸く覆われておりました。


入口には、「ハブに注意!」の看板あり!
にじり口のような、狭い入口でしたが、以外にも中は広く・・・ 何より涼しい!

数年前、草を刈った途端、
台風が来て、窓が飛んで、工房が傾いたので、それ以来、草を刈ってないとか・・・
沖縄では、冬でも草は元気ですので、いかなるものか想像してみてください。


う〜ん! されど、利点も多い。

バツグンの
断熱効果は、最先端のビルの屋上で試みられておりますグリーンエコより、上だす!
さらには、からまるツタは、構造体の一部でもある。


何より、草ボウボウのカマクラ工房は、主の陶芸家の
人柄のようで
のんびりと、おおらかで、無精で、優しい・・・

されど、台風とハブには、ご注意して、つか〜さいのう!


PS 2

美しき沖縄でも、環境破壊は進行中!

切り開いた山から流出する
赤土の汚染で、何億年も生き続けているサンゴは、苦しんでおります。

修行当時の沖縄では、陶土の赤土は、枯渇しておりましたので、
壷屋陶器組合は、北部の
ヤンバルに、山の権利を購入しました。

開発による、赤土流出が問題になっておりましたので、県の許可を得る為に・・・

組合員は、観光バスを借りまして、
原生林へ、ピクニック!
お茶・弁当・オリオンビール・・・ タオル・スコップ・ツルハシ・ノコギリ・ロープ・・・

道なき道を下り、谷川へ到着!


まるで、原始人! 周辺
の木々を伐採! 草を刈り! 砂利を集め・・・

大木で堰きとめ、縦に雑木を渡し、小枝や葉っぱを乗せ、土のうや砂利で固定・・・ やっと、完成したのが砂防ダム

証拠写真を撮って、
書類審査で、やっと許可されました。


ランチタイムでの長老の苦労話、戦争話、下ネタ話・・・ タオルで汗を拭いながら、楽しかっただす!

あの、砂防ダムの効果は、今でも疑問ですが・・・

今では朽ち果て、
残骸もなく、ヤンバルクイナにも、見向きもされていない事は、確実だす!


PS 3  お知らせ!

毎年恒例の、初夏の風炎フェスタで、沖縄もずくを販売致します!
レシピ付きで、¥500と格安ですので、御楽しみに・・・

その他、ちんすこう・黒糖ピーナツ・さんぴん茶・シークワサージュース・・・ いろいろありまする!





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