琉球村
伝えたいむかし沖縄、琉球村!
風炎オヤジ、25才からの5年間、こちらの琉球村で、沖縄陶器の修行をさせて頂きますた!
琉球村は、沖縄の古い民家が移築され、伝統芸能・工芸などの、いにしえの琉球文化の花が咲く、観光施設だす!
久し振りに訪れましたが、入園口も大きく立派になって、スケールアップしておりました。
チケットを求めまして、入園しますと、すぐ大きなアーケードがあります。
芸能舞台、各種の土産物、スナックパーラー、休憩所、食堂・・・ 以前はありませんでした。
石橋を渡りますと、見なれた風景が広がってきました!
魚ギョぎょ! 懐かしい! 魚ギョぎょ陶壁が見えてきました!
当時の陶芸スタッフは4名でしたが、魚図鑑を見ながらの共同製作で御座いました!
写実を基本にしておりましたが・・・ 変わり者の陶芸家に、個性を押さえる事は出来まへん!
同じ魚でも、作者のクセが出ております! 4分の1は、風炎オヤジの製作なのであります!
ヒラトンマーは、ひらめの一種でしょうが、お気に入りの一つであります。
もし、御来村の際は、これを参考にして、オヤジの作品を探してみてつか〜さい!
さらに歩きますと・・・
織物工房の仲曽根家、紅型工房の花城家、三線(さんしん)の流れる玉那覇家・・・ 懐かしい風景が広がってきました!
琉球村に流れる風は、ゆるやかであります!
のんびりペースのウチナータイムは有名ですが、いにしえの風土に裏打ちされたものですので、吹かれてみてください!
以前は、ハブとマングースの決闘ショーがありましたが・・・ ワシントン条約とかで中止されておりました。
このへんにも、時の流れ、価値観の変化を感じてしまいます。
民家の屋根には、ユーモラスなシーサーが、たくさん鎮座しております。
陶芸工房に下る坂道の脇に、風炎オヤジのシーサーを発見!
当時は、いかに怖い迫力を出すか、考えておりましたもので・・・
振り向いた、唐獅子牡丹なのですが・・・ 今の作風に比べますと、随分怖い顔だす!
工房の通路脇にある、製作工程の説明パネルは、当時のままで、若き日の風炎オヤジの御登場でござんす!
セピアカラーにくすんでおりますが・・・ 若いのう!
やはり、毛髪に目がいってしまうのですが・・・ 現在の兆候が、この頃すでにあったのかもしれません!
陶芸工房の風景、設備、雰囲気は、以前と変わっておりませんが、立派な広い工房ですね!
電気窯、灯油窯、ガス窯、穴窯、登り窯・・・ セラローラー、土練機、顔料すり機・・・ 充実しております!
オヤジが御世話になっておりました当時に、購入された(させた?)ものです。
現在の風炎工房の設備も、小さいながら、結構、合理的でありますのも、こちらでの経験が生かされております。
穴窯は改修されたみたいでした。
当時の陶芸スタッフは一人もいませんし、工房の売店にあるヤチムンの作風も、チト変わっておりました。
陶芸工房を出ますと、サーターヤがあります。
サトウキビを絞る、圧搾ローラー機を、水牛の新ちゃんが、のんびりグルグル回すのですが
休憩中でありました。
絞られたキビ汁は煮沸され、黒糖になります。 甘酸っぱい匂いが懐かしかっただす!
実は、風炎カ〜サンは、ここの、紅型・藍染め工房におりましたので、こちらで知り合った、職場結婚でありますた。
こちらの職場は、毎日の朝礼のほかに、月2回、村の神が祭られております、神アサギーでの御祈りがありました。
社長が神主様をお呼び下さり、朝日を浴びながら・・・ 神に結婚の報告をいたしました。
離婚率の高い沖縄で、12年も続いておりますので、こちらの神力は絶大でありまする!
御来村の際は是非、合掌してつか〜さいのう!
帰りに食堂で、懐かしのソーキソバを頂きました。
沖縄ソバは、バサバサの太麺ですが、こちらは宮古風で、ツルッと細めで美味しいです。
エイサー踊り、ポーポー・サーターアンダ−ギー(菓子)、さんぴん茶、薬草、工芸体験・・・
何より、のんびりとした風!
沖縄住人にとっても、懐かしい風景・・・ 琉球村は、オススメの観光施設です!
■HPはこちら
PS
12年以上が過ぎた今、あの頃の従業員は数名になっておりました。
こちらから声を掛けましても、思い出して頂けるまで、数十秒かかりましたのも、当然ですよね!
懐かしい昔話は、時の流れを忘れるほどでありました。
リストラ、倒産・・・ 職場の人間関係・・・ 最近は、厳しい状況ですよね。
辞めた後でも、気楽に訪れる事の出来る、想い出の職場があるという事は、なんと幸せな事でしょうか!
村内のあちこちに、あの頃の風炎オヤジの足跡を、発見出来ましたのも嬉しいものでした。
思い起こせば、あの頃・・・
それなりに苦しく、貧しく、忙しく・・・ それなりに頑張って、必死で、土と戦っておりましたが・・・
今でも、向風の中、三叉路ばかりの、道しるべも無い道を、それなりに歩いておる訳ですが・・・
振り返ると、残された足跡は、
むかし沖縄の、のんびりとした風に吹かれて、ひっそり佇んでおりました。
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