安佐動物公園
安佐動物公園 | サル山 | インコ |
工房近く、30分程の距離に、安佐動物公園があり、休日には、沢山の家族連れで、賑わっております。
オヤジが小学生の頃、開園しましたので、30年程の古い動物園です。
工房のある遅越地区は、過疎進行中であり、現在、子供会は3家族だけなのですが、
今年中学に入る、風炎キッズの、お別れ行事で久しぶりに訪れました。
開園当時は、ストレスのあまり、胸をボコボコ打ち鳴らし、ウンチを御客に投げつける
名物ゴリラがいましたが、
今は昇天して、オラウータンに変わっておりました。
あの怒り狂う、名物ゴリラの姿は、当時のコヤジには印象深く、生きる事の意味を考えさせられますた。
一匹だけの檻の中では、弱肉強食の厳しさは無く・・・ エサを与えられ、完全看護・・・
その代わり、人目にサラサレル訳で・・・
う〜ん! 幸福な一生だったのでしょうか?
入園ゲートの正面には、サル山があります。
サルの群れ組織は、それを眺める、人間社会の縮図のようでもあり、
人間様も、法律や規律、常識、社会や地域に、属して生きております。
風炎オヤジは、好きな土いじりで、自由で、気楽そうで、ウラヤマシイと、よく言われまする!
確かに、食べられれば、サラリーマンより自由で、気楽かもしれませんが・・・
しかし、食べられる確証は何処にもありませんし、ある意味厳しい!
サルにたとえますと、野生の厳しさとでも申しましょうか・・・
サル山を眺める、人の群れも、鏡のようで、オモシロイもので、がんす!
そもそも、完全な自由というものは、何処にもありまへん!
風炎オヤジも例外ではなく、宇宙神秘、自然の摂理の上で・・・
人の世の、社会組織に属して、生きておりまする。
サル山のサルは、群がる人間たちに、何かを感じているのでしょうか?
ヤギの恋 | 妊娠ブタ | ツキノワグマ |
今年は、春の訪れが早く、動物園も、恋の季節を迎えているらしく、
発情オスは、隔離されておりました!
相思相愛のヤギは、人の都合で、檻で隔てられ・・・
ロミオとジュリエットの、悲恋の様でもあり、
その横では恋を享受した、妊娠ブタが、幸せそうに尾を振っておりました。
風炎工房のある、加計町で捕獲された、ツキノワグマもおりました。
中国山地は、気候の変化や、植林で減った広葉樹林は、木の実が激減・・・
冬眠準備のクマは、さすらいながら、人里に出没します。
毎年のように、晩秋にはクマ出没の騒ぎがあります。
健康に生き抜く為に、
夜にもウォーキングする、巨漢でヒゲヅラ、風炎オヤジに似ているようで・・・
チト、哀れだす!
動物や、それを眺める人間の行動は、飽きる事なく楽しいものでした。
話は変わって・・・ 将来、風炎キッズは、動物園で働く事が、夢であります!
「考えておっても、しょうがない!」
猪突猛進のオヤジは、突如、管理事務所に乱入しましたでがんす!
さすが、園長様は、乱暴イノシシの扱いには慣れておられました・・・
キッズ・カ〜サン・オヤジは、応接コーナーに案内され、御茶を頂きながら、話を伺いました。
その光景は、面接試験の様でもあり、勉強になりました。
現在の採用は、不景気で高学歴化しておりますので、国立大学の獣医科卒である事が前提。
その上での面接、全国の動物園での採用数は、全卒業生の1%程。
以外にも、国語、英語は重要で、飼育の研究データ交換は、ネット上で英語の場合が多いらしい。
採用条件はバラバラ・・・
学生対象の研修制度が、各地の動物園であるらしく、積極的に参加して、ネットワークを築く事が大切。
厳しい内容でしたが、最終的には熱意と人柄であるとの事でした。
風炎オヤジは、職安や求人票、会社での面接といった、就職活動の経験はありません!
卒業間近、進路指導室の求人票を、一回だけ見ました。
会社規模、年収、賞与、福利厚生・・・ 10年後の予定年収額!
当時は、苦労知らずでしたので、夢のない、約束された人生に、嫌悪感すら覚えますた!
陶芸の道は、芸大や、訓練校という道もありましたが・・・
オヤジの場合、学校の矛盾には、満腹でしたので、丁稚の道を選びました。
求人はなく、労働基準法も完全無視! 本人の熱意しかありまへん!
地元、中国新聞社の民芸ガイドブックを参考に、各地をさすらい・・・
工房に飛び込みで、御指導を仰ぎました。
ま〜 断られるのが当たり前、それからどうするかが問題でした。
出会った方々からの御意見、情報、紹介を頂き、道は開けました。
沖縄に行く時も、知り合いもありませんでしたし、
御世話になりました工房は、学校ではありませんので、次の紹介を頂ける訳も無く・・・
人間関係の難しさを引きずって、秘策を秘めての旅立ちでした。
その時の秘策とは・・・
数日中で沖縄中の工房を回り、御意見を伺い、作品や工房の雰囲気で、可能性を感じましたら
断られても、ただひたすらに、草を刈る!
それでも無理な場合は、仕方なし!
どんな工房でも、一長一短あるのが当然!
いかなる事も、経験と思えば、プラスに出来る!
そのうち道は開ける!
そして、5日目・・・ 透き通る沖縄の青空の下・・・ 陶土づくりに汗しておりました。
幸運の女神の微笑みに、見守られていると実感しております!
気の持ち方とは、結構、大切でありまする!
風炎キッズは、親の言う事を、素直に聞くタイプでは、ありまへん!
負けづ嫌いで、嫌いな教科ほど成績が良いという、不思議な性格だす。
その後、園内のレストランで、キッズたちと食事をしますた!
オヤジには、「髭剃れ!」とか、「散髪行け!」とか、文句ばかり申します。
カ〜サンとは、これからの中学校での、勉強の話を、したらしいですが・・・
今のところ、猪突猛進のオヤジの背中を見せておいて、気合の草刈作戦を、どう伝えるか・・・
髭をナデナデ・・・ 画策中であります!
PS
キッズには、園長様に御礼の手紙を出させます。
サル山の、ガイド様の御話では、サルの子離れは5歳くらいで、その頃から大人扱いとなり
エサの取り合い、喧嘩で、社会勉強をします。
人の子離れは、遅くなるばかりですね!
自立は、厳しさの中からと、自戒しておりますが・・・ 自分には甘いかも、しれまへん!
反省ザルを、見習いまする!
PS 2
新しい作品への挑戦は、失敗が多いだす!
ロクロで歪んだり・・・ 削り過ぎて、穴が空いたり・・・ 落としたり・・・ 割れたり・・・
その時の悔しさは、カ〜サンやキッズにアタル事は、出来まへん!
粘土をバケツにタタキツケル、自分自身への、やり場の無い悔しさ・・・ 怒り・・・ ストレス・・・
ぶつけてみたいのう! あの名物ゴリラのウンチのように・・・
ボコボコボコボコ・・・