スポットライト
Open! | 展示室、リニューアル | Newテラス |
風炎工房の展示コーナーは、自慢ではありませんが、汚い!
作業場の一角ですので、作品が悲しくホコリに、まみれております。
展示場を新築できる余裕もありませんので、御客様には失礼致しております!
粘土のホコリは、細かく、良く風に舞う・・・
よって、陶芸家の鼻毛は、元気でもあり、溜まる物も、チト多いだす!
この状態で10年経ちましたので、
昨年秋から、多少のリニューアルを、コツコツ行いました。
まず、ログハウスの朽ちたテラスを、自ら改修!
普段、粘土ばかり触っておりますので、木をさわるのは気分転換にもなって好きだす!
国道沿いの工房ですので、
オヤジ大工の巧みの技を、皆様から見られながらの、プレッシャー・・・
ぎっくり腰になりながら、どうにか、それなりに完成しますた!
防腐注入材の2×6を使ったのですが、最近の輸入材はホント安いだすなあ〜
ヘタでも自分でやりますと、それなりに自己満足の達成感があります。
一方、展示室のこれまでの展示台は、
コンクリートブロックに、コンクリート板を重ねた、無機質なものでした。
窓の逆光で、見にくい感じもありましたので、
ホワイトパインの集成材に変更、各台に蛍光灯をつけました。
蛍光灯隠しのアオリ板を付けて、サンダーをかけて、ニス塗り・・・ 丸4日間でした。
40枚もあったもんね!
簡単な図面を書いたり、材料探してホームセンターを廻ったり・・・
いかに安くあげるかが問題だす!
準備には結構、時間を要しますた。 まあ〜これも楽しいのですが・・・
スポットライトの種類や色、上から当てるか、横から当てるか、などなど・・・
商品をより良く見せる技・・・ 街のSHOPで、照明の勉強、させて頂きますた。
なんちゅ〜ても、オヤジの目を釘づけにするライトは・・・ アレでがんす!
デパートのエスカレーターを上がった所によくある・・・ アレでがんす!
下着売り場の・・・ アレでがんす!
そこまでやる必要があるのか、いつも不思議に思っております。
ワシは巨漢ですので、普通の人より展望がよろしいので、ショッチュウ、目に入るもんね!
レースが美しいのは解りますが、女性の肉体が光るのは・・・ やっぱりヘンじゃ!
店舗用の照明部品は、家電店では入手不可でしたので、
結局、大阪の日本橋にて求めました。
部品で買ったのはいいのですが、配線方法が、イッソ解らんで困りました!
オヤジの9才年上の兄は、その方面の仕事ですので、正月休みに御願いしますた。
実は、このホームページの、テクニカル・サポート部長でもあります。
お陰様で、チョーすっきり、シンプルな展示室に、大変身しましたでがんす!
身も心も清められた感じ・・・
新作のイメージも沸いてくるざんす!
ログハウスの、木土藍楽コーナーも、自然木立てて、玉砂利敷いて・・・ 変身しました!
☆キラキラと、☆作品・☆商品・☆スターを、美しく輝いて見せるのが、スポットライトの役目ですが・・・
某歌手のコンサート場合、深い意味を持つ場合があります。
印象的な例をあげますと・・・
♪ ラ・ボエーム ♪
シャンソンの大歌手、アズナブールの楽曲ですが、ラ・ボエームとは・・・
貧しく、純粋で、芸術的な生き方とでも、申しましょうか・・・
パリのカルチェラタンは、そうした若い芸術家の集まる地区でした。
某歌手の訳詞は、御金持ちの年上の女性に、捨てられたツバメの、未練な恋物語・・・
真上から床に落とされた、ステージ中央の、オレンジのほのかなスポットライトは、
ある時は、彼女自身であったり・・・ またある時は、想い出のシーンであったり・・・
その灯りに向かって、切々と唄いあげ・・・
最後はピアノがだんだん早くなり、某歌手がスポットを浴びて、真上を見上げ・・・
曲が終わると共に、暗闇に・・・ 実に凝った演出で御座いました。
♪ ダニーボーイ ♪
このホームページのBGMの楽曲ですが、アイルランドの民謡で作者不詳であります。
故郷で、死期を悟った父親が、年に数回しか帰省できない息子への愛情の歌・・・
ステージ左に、ギリシャ神殿のような、大きな石柱があり、
これを唄う某歌手を、横からスポットライトで照らして、影が柱に映っておりました。
某歌手も、某事情で、独り息子がロスにおられます。
チト、猫背のシルエットが、物悲しく、父親の奥深い魂のようでした。
スポットライトの、光と影を巧みに使った演出には、いつも、感心させられております!
風炎工房の汚い展示コーナーで、ここまで凝った演出はできませんが・・・
光を浴びた作品には、影のようにホコリが溜り・・・
それでも、オヤジの魂が、滲み出ておればええと、思うのですが・・・
クリスマスに間に合う様に、ランプや香炉を沢山作りましたが・・・
窯から出たのは、HAPPY・NEW・YEARで、御座いました。
新装開店で御座います!
椅子と御茶を御用意致しておりますので、是非、寄ってつか〜さいのう。
御待ち致しております!
PS
美術画廊にも、スポットライトは、付き物ですよね!
広島の老舗デパート、福屋の画廊は、古い為か天井が低いです。
一昨年、こちらで 風炎窯、開窯10周年、記念展 が開かれました。
TV取材を御受けしたのですが・・・
本来、展示台のコーナーにあった、大作、「魚紋壷」を照射していた
低い天井のスポットライトは、190cmの巨漢の、風炎オヤジの頭を直射!
オマケに前日、短く散髪!
放映された、TV画像をみて愕然!
オヤジのイメージの中では、ウスラ○○と処理されていたのに・・・
ただの○○に脱皮した、光と影が交差した、劇的瞬間で御座いました!