プロフェショナル
プロフェショナルとは、職業人。
何らかの技術、人徳を持って、収入を得て生きている人とでも言う事になるのでしょうか?
風炎オヤジは、曲がりなりにも陶芸で収入を得ております。
昔風に言えば、家族を養っているのですが、カーサンもキッズも仕事の手伝いをして
どーにか食べているのが現実です。
陶芸に限らず、芸術全般にいえるのですが、何をもってプロとするのか、よー解からん!
プロ=収入と考えるのも、エコノミックアニマル・ジャパンかもしれません。
職人は、ある分業の一部でも、良いものを工夫し、模倣し、正確に、沢山つくる人であり
良い=使いやすいとか、便利とかであり、技術優先であり、解かりやすい気もします。
芸術は、精神に訴えるものであり、模倣を嫌い、物差しが解かり難いものだす。
それで収入を得る事の出来ない純粋な人、また、ウマイ人もいるし・・・
解からないピカソ! 純粋なゴッホ! ウマイ平山郁夫!
ゴッホは生涯、一枚の絵も売れなかったそうです。
スポーツの世界は、勝った負けたで、解かり易く、ええのうと思っておりましたが・・・
オリンピックのルール、選考、プロ・アマの考え方、芸術点、ミスジャッジ、ドーピング、
プロ野球のフリーエージェント、スパイ、金権G・・・ なかなかに、なかなかでありまする。
工房を訪れたお客様によく言われます。
「好きなものを作って、それが売れて、食べられて、時間が自由で、通勤がなくて
自然に囲まれて、山があって、川があって、幸せそうで・・・ウラヤマシイ!」
「お陰さまで!」と呟いて心の中で叫びます。
「今作ってる皿のデザインは、もういやと言うほど作ってアキアキだし、注文だし、お客さんも待ってるし・・・」
「納期もあるし、支払いもあるし、喰わんといけんし、腰は痛いし・・・ ツライノヨ!」
いろんな職種で、いろんな価値が、混ざり合った世の中を、
人それぞれに、それなりに苦労して、生きているんだよなあ〜
人種のルツボ! やきもの屋!
職人・芸術家、 無名・有名、 貧乏・金持ち、 軽トラ・ベンツ、 ハゲ・二枚目、 作務衣・スーツ・・・
オヤジの場合、
職人のようで、芸術家のようで、貧乏のようで、ゴッホより儲かるという、
いーかげん、というか、あいまい、というか、何というか・・・
中途半端やなあ〜
ズボラで飯が喰えている・・・ プロフェショナル!
組織・団体・派閥に属し、賞を頂き、地位を築き、肩書きを自分の証とする人は
とっても真面目な人だなあ〜
技術レベルが高いひとが、プロと思われがちですが・・・
オヤジの場合、労働に費やした、集中力・気合・生き様・・・ 価値観。
時々、感動させられる人に出逢います。
複雑すぎる世の中で
小さくても、自分の生きた証、ステージを見つけられた人は幸せ!
その人の生き方に共感・感動!
勇気づけられる方が、一人でもいて下されば・・・
えーのう! えーのう! えーのう!
ええんでないかい?
PS
オヤジは名刺を持ち歩きません。10年前のが、まだありまする。
次、作る時のサブタイトル!
無冠の貧乏、風炎オヤジの風炎作品をヨロシク!