西日本陶磁器フェスタ

西日本総合展示場、新館 風炎窯ブース

毎年、9月23日、秋分の日をはさんだ5日間、北九州市小倉駅すぐ近くの
西日本総合展示場にて
西日本陶磁器フェスタが開催されます。

風炎オヤジは窯を開いてから、10年間、殆んど毎年、出展しております。

西日本各地から300以上の窯元の出展があります。
美術団体に属した先生、何代目かの伝統のある窯元、職人を何人も使った窯元、オヤジの様な一匹狼、
産地の問屋さん、ギャラリー、アマチュアの作品、陶芸機材屋さん、茶道・華道の展示、etc・・・

毎年、
6万人以上の入場者があり、陶芸に係わりを持つ人々との、様々な出逢いが生まれます。


多種多様、言ってみればドングリの背比べ、一般の陶芸ファンの方々の反応が
各ブースでの作品、値段、売り方、雰囲気、集客、売上、などに表れ、オモシロイものです。

個性の無いものは、
大先生でも人が集まりません。
技術レベルの高いものより、ハイセンスなヘタクソが受けたり・・・
また個性の強いものほど、
好き嫌いが分かれるものです。


お客様もイロイロで「先生」と呼んで下さる
品な方や、値引きを強要するオバタバタリアン様まで
面と向かって作品を
ケナス方は滅多にいませんが・・・
5日間、通して眺めていると
イロイロ肌で感じられるものです。


無冠貧乏風炎オヤジは、怖いもの知らずの鈍感マイペースですが、
ここ10年の間に、
フケーキ・ウェーブが押し寄せました。

値段とプライドの
高い先生が去ったり、出展せずともケーキのよかった窯元が出現したり、
物流変化による、問屋さんの既得権の崩壊など・・・ それなりの時代のドラマがあります。

個展は応援して下さるファンと作者自己満足に陥りやすい側面があると思いますし、
公募展は団体・審査員の思惑制度の不合理が感じられます。

その点、このような
大勢の人が集まるドングリ企画展は、何か真理めいたものが感じられます。


結構ハードな風炎窯の年間展示会のスケジュールの中、何故かホッと一息つける展示会であります。

関門海峡を越えると、
風が変わるというか、のんびりした気分になります。
風炎オヤジのオヤジは九州出身の為か、
肌が合うというか、古里に帰った気分になるのは何故でしょう?

よか〜 九州の人のあたたかさ よか〜 ゆっくりペース よか〜 方言 よか〜


展示会では
作務衣をつけます。
風炎オヤジ
の工房での仕事着は、普段、Tシャツ・Gパンですが・・・
展示会のため
変えるのは、何んとなくハッタリ臭いのですが、最近は慣れました。 ウン!

ばってん!変えられないものがあります。 それはゴムゾーリ
MAID IN TAIWAN または INDONESIA 沖縄方言で 
シマゾーリ
そのへんの靴屋では、滅多にお目にかかれません。 ローコスト・ハイパフォーマンス!

沖縄から送ってもらってますが、1足¥400くらい、毎日履いて、半年もちます。

シマゾーリ


ここでは、デパートの様に、夜中搬入・搬出・朝礼、等もなく、夕方も5:30で終わるのです。

悪友と
夜のクラブ活動、サウナでマッサージ、年に一度の大人の気分を味わいます。
小倉は駅前商店街がレトロ
アヤシイし、トンコツ・ラーメンがうまいし、物価が安い。ホントに安い

藍染作務衣シマ・ゾーリ巨漢のオヤジは、小倉のアヤシイの、アヤシイ街角で、
偶然に出合った、眉毛のない
アヤシイお兄さんに、「お疲れさまです!」と挨拶されました。

アヤシイ組長とでも思ったか?

アヤシイ悪友は、ポンビキ兄さんが寄って来るのに、オヤジは避けて通ります。

なして、そりゃーなして? ホントに
アヤシイ


PS

閉館後のロビーで作務衣の陶芸家が二人、ノートパソコンを並べて
CGIの
プログラムCheckをしておりました。

アヤシイ風景ですね。似合わないですね。何処かの国のスパイみたい。」
と呟き、ギャルが覗いておりました。




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